SoftSkills-2

ビジネス研修

ビジネスライティング

ビジネス文章の目的:相手にこちらが想定した行動をとってもらうこと。

ビジネス文書作成の6ステップ

  1. 相手に何を伝えたいか決める
  2. 最適な構造を考える
  3. 型を確認する
  4. 事実を正しく書く
  5. わかりやすく書く
  6. セルフチェックを行う

情報の構造例

  • マトリックス
  • ピラミッド
  • ツリー
  • フロー

事実を正しく書くためのポイント

  • 正しい言葉
    • 変換ミスや誤字脱字を防ぐ
    • 相手の知らない言葉や、自分が意味を正しく把握していない言葉は使わない
    • 適切な敬語表現を使う
    • 口語的な表現を避ける
      • もうちょっと  → もう少し
      • なります    → です、でございます
      • やってます   → 行っています、実施しております
      • そうなんです  → そうなのです、さようでございます
      • なので     → だから、したがって
      • こんな/そんな → このような、そのような
  • 正しい数字
    • 数字の誤りは言葉の誤り以上に、修正・信頼回復にかかる時間やコストが大きいため、特に慎重に扱う(金額、日付と曜日のズレなど)
  • 正しい表現
    • 誤解を防ぐために、文末表現(事実、伝聞、主張、推論)を正確に使い分ける
      • 事実:自ら確認したことや信頼できる情報源、確かな裏付けがあること。
        • 〜によると、〜である
      • 推測:客観的事実や過去事例・経験などによる推論。推論であることを示す必要がある。
        • 〜と思われる、〜と考えられる、〜ではないか
      • 主張:事実や推測をもとにした、書き手の主張。その根拠も示す必要がある。
        • 〜と考える、〜すべきだ、〜と言える
      • 伝聞:他人からの情報で未検証のもの。誰からの情報かを明らかにする必要がある。
        • 〇〇さんは~と言っていた、~と聞いた
    • あいまいな表現を使わない
      • 〜と思われる    → 〜と思う
      • 〜と考えられる   → 〜と考える
      • 〜と言える     → 〜である、〜だ
      • 〜のようである   → 〜である
      • 述べることとする  → 述べる
      • 〜しないようにする → しない

わかりやすく書くためのポイント

  • 主語と述語をはっきりさせる
    • 主語を省略しない
    • 主語と述語を近づける
  • 修飾語の位置に注意を払う
    • 修飾語は掛かる言葉の近くに置く
    • 否定表現がある場合は特に注意をする
  • 短文化・箇条書きにする
    • 1文は50文字以内に収める
    • 箇条書きで表現する
      • 箇条書きの数が多くなった場合、関係のあるものをグルーピングし、小見出しをつける